開講後も受講生の学びが続く4つの手順と、運営を一人で抱え込まないための体制づくり

最初の授業には、受講生のみなさんが集まります。画面の向こうの表情も明るく、質問も飛び交います。ところが三回目、四回目と進むうちに、少しずつ足並みがそろわなくなっていきます。
スクール構築のご相談をお受けしていると、この時期のご相談が確かに増えます。教材は用意できた。開講もできた。それなのに、運営が思ったように回らない。実際に、オンラインスクールの運営でつまずくのは、開講の前ではなく開講したあとです。
このコラムでは、開講後の運営を回すために決めておきたい4つの手順と、その運営を一人で抱え込まないための考え方を、順を追って整理します。これから開講を控えている方にとっても、先に知っておくほど準備が楽になる内容です。
よくある質問
- Q. オンラインスクールの運営で、開講後に最初にやるべきことは何ですか?
- A. 受講生を迎え入れる最初の一週間の流れを決めておくことです。まず何を見てもらい、どこで質問を受けるのか。ここが決まっていると、開講直後の個別対応が大きく減ります。
- Q. 受講生の学習が途中で止まっていることに、どうすれば気づけますか?
- A. 管理画面で、最後に学びに来た日や各授業を見たかどうか、受講完了率といった学習の状況を確認できます。そのため、週に一度見る日を決めておけば、止まりかけている方に早めに声をかけられます。
- Q. 同じ質問への個別対応を減らすには、どうすればいいですか?
- A. 個別に届いた質問のうち、多くの方に当てはまるものをクラス内の掲示板にまとめていきます。つまり、一度答えた内容がスクールに残り、次からは受講生が自分でたどり着ける形にします。
- Q. 講座が終わると関係が途切れてしまいます。どう設計すればいいですか?
- A. 卒業したあとの居場所を、開講の時点で決めておきます。StandOn(スタンドオン)ではクラスを目的別に増やせるため、卒業生が学び続けるクラスをあらかじめ用意しておく形が考えられます。
- Q. 運営を一人で続けるのが不安です。相談できる場はありますか?
- A. ご契約に含まれるサポートのほかに、商品設計・価格・集客導線・運営フローまでを一緒に組み立てる「スクール運営アドバイザリー支援」を、有料の別サービスとしてご用意しています。どこまでを自分で進め、どこから一緒に走るかを選んでいただけます。
オンラインスクールの運営が重くなるのは、開講したあと

止まる理由は、教材の質ではない
まず、はっきりさせておきたいことがあります。受講生の学びが途中で止まるとき、その原因は教材の内容ではないことがほとんどです。
たとえば、仕事が立て込んで一回分の視聴を飛ばしてしまう。すると次の回の内容がつながらず、さらに足が遠のく。このように、多くの場合きっかけは小さな一度の遅れです。だからこそ、内容を作り込むより先に、遅れに気づいて声をかけられる流れを持っているかどうかが効いてきます。
オンラインは「来ていない」が見えにくい
一方で、対面の講座には分かりやすい合図がありました。席が空いていれば、その場ですぐに分かります。ところがオンラインでは、その合図が目に入りません。
つまり、オンラインスクールの運営では、対面なら自然に気づけたことを、意識して見にいく設計が必要になります。実際に、開講後の負担が増える先生と、増えない先生を分けているのは、この一点であることが少なくありません。
なお、社会人の学び直しについては、文部科学省のポータルサイトマナパスでも、大学等の講座情報や支援制度が幅広く紹介されています。学ぶ側の選択肢が整えられている一方で、迎え入れたあとの運営をどう組むかは、スクールごとに決めていく部分です。
受講生の学びが続く、オンラインスクール運営の4つの手順

ここからは、開講後の運営を回すために決めておきたいことを、実際の順番に並べます。
① 最初の一週間の「迎え入れ」を決めておく
まず決めるのは、受講生を迎える最初の一週間です。スタンドオンでは、受講生を登録すると、あなた専用の扉の開け方をご案内するメールが自動で届きます。ただし、案内が届いたあとに何を見てもらうかは、運営側が決める部分です。
具体的には、最初に見ていただく一本を指定します。そのうえで、質問はどこで受けるのかを最初に伝えます。この二つを決めておくだけで、開講直後の問い合わせは目に見えて減ります。
② 週に一度、進捗を見る日をつくる
次に、受講生の状況を見る日を決めます。スタンドオンの管理画面では、受講生が最後に学びに来た日や、各授業を見たかどうか、受講完了率といった学習の状況を確認できます。
そのため、たとえば毎週金曜の朝に一度開く、と決めてしまいます。そして、止まりかけている方には個別のメッセージを、全体への連絡は一括のメールで届けます。このように、見る日を決めることが、そのままフォローの仕組みになります。
③ 個別の質問を、スクールに残る資産に変える
三つ目は、届いた質問の扱いです。多くの先生が、同じ質問に何度も個別で答えることに時間を取られています。
そこで、多くの方に当てはまる質問は、クラス内の掲示板に投稿してまとめていきます。掲示板の投稿は検索でき、投稿時にはお知らせのメールも届きます。その結果、一度答えた内容がスクールに残り、次の受講生は自分でたどり着けるようになります。事務作業そのものを軽くする具体策は、オンラインスクール運営を効率化する方法|事務作業を減らし、一人でも回る仕組みの作り方でも詳しくご紹介しています。
④ 卒業したあとの居場所を、先に決めておく
そして四つ目が、講座が終わったあとです。ここを決めずに開講すると、卒業と同時に関係が途切れ、また次の募集に追われることになります。
スタンドオンでは、クラスをレベル別・目的別に増やしていけます。たとえば、入門のクラス、実践のクラス、そして卒業生が学び続けるクラス。この三つ目を最初から置いておくかどうかで、一年後のスクールの姿は変わります。なお、受講料の徴収そのものは外部の仕組みで行う運用になりますので、そこは分けて考えてください。
運営を一人で抱え込まない、という選択

運営の重さを決めるのは、作業量より判断の数
ここまでの4つは、どれも難しい作業ではありません。それでも運営が重くなるとしたら、原因は作業量ではないところにあります。
実際に運営を支援していて感じるのは、負担の正体は、決めることの多さと、そのすべてを一人で判断している状況だということです。この受講生に声をかけるべきか。クラスをもう一つ増やすべきか。価格をどうするか。一つひとつは小さくても、判断が続くと確実に消耗します。
実際に「予習・復習が続く運営」を組み立てた例
たとえば、一般社団法人日本パーソナルビジネス協会(JPBA)では、受講される経営者の方々が忙しく、授業を欠席した方が後から動画で追いかけられる仕組みを求めて導入されました。導入後は、繰り返し予習・復習ができることが、受講を決める理由にもなっているとのことです。
あわせて、授業前に印刷して配っていた資料を各回に添えてダウンロードできる形にしたことで、作業時間とコストの削減にもつながりました。さらに、商圏は全国、そして海外へと広がっています。このように、運営の設計は、負担の軽さと届く範囲の両方に効いてきます。
どこまでを自分で進め、どこから一緒に走るか
支援のかたちは一つではありません。スタンドオンには、お問い合わせへの対応や動画マニュアルといった、ご契約に含まれるサポートがあります。そのうえで、商品設計・価格・集客導線・運営フロー・継続の仕組みまでを一緒に組み立てる 「スクール運営アドバイザリー支援」 を、有料の別サービスとしてご用意しています。
だからこそ、開講後に決めておきたいのが、どこまでを自分で進め、どこから一緒に走るかです。器の設定からご自身で進める方も、運営の設計から一緒に走る方も、どちらもいらっしゃいます。ここがはっきりすると、一年先の運営まで見通しが立ちます。
オンラインスクール運営は、開講後の流れを先に決めておく

最後に、ここまでを整理します。オンラインスクールの運営で決めておきたいのは、次の4つでした。
- ① 最初の一週間の迎え入れ
- ② 週に一度、進捗を見る日
- ③ 質問をスクールに残す掲示板
- ④ 卒業したあとの居場所
このように、オンラインスクールの運営は、開講してから考えるものではありません。開講後に回る流れを先に決めておくことが、結果として受講生の学びを最後まで支えます。そのうえで、立ち上げの段階から整理し直したい方は、教える力だけでは回らない理由と、開講後まで見据えた運営設計の5つの順番とはもあわせてご覧ください。

スクール運営でお悩みの方へ
「開講したものの、受講生の学習が続いているのか分からない」
「同じ質問への個別対応に追われて、教える時間が削られている」
「講座が終わるたびに関係が途切れ、次の募集に追われている」
そんな課題をお持ちの方は、ぜひ一度 StandOn(スタンドオン)にご相談ください。あなたの想いに合った仕組みづくりを、伴走しながらサポートします。
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