対面の講座を、スマホで学べる自分のスクールに|対面とオンラインを組み合わせた2つの事例

「うちの講座は実技があるから、オンラインスクールにはできない」

そう考えている方もいるかもしれません。

たしかに、その場で手を取って教えることや、相手の動きを見ながら伝えることは、画面越しには代えにくいものです。

では、講座のすべてが「対面でなければできないこと」でしょうか。

たとえば、スマホで授業動画を見て、教室に行く前に内容を確認しておく。受講生の多くがスマホを持ち歩くいま、こうした学び方は、対面で教えている講座とも組み合わせられます。

講座の中身を一つずつ見ていくと、対面でしかできない部分と、場所を選ばず学べる部分が混ざっていることがわかります。この2つを分けて考えることが、対面の講座をスマホで学べる自分のスクールにするときの出発点になります。

このコラムでは、StandOn(スタンドオン)の導入事例から、対面とオンラインを組み合わせた2つの事例を取り上げます。

どちらも対面の時間を残したまま、スマホで学べるオンラインスクールを組み合わせた例です。

そこから、オンラインスクールの作り方の考え方を整理します。

よくある質問

  • Q. 実技や対面指導がある講座でも、オンラインスクールは作れますか?
    • A. 作れます。講座の全部をオンラインにする必要はありません。知識の説明や手順の確認など、場所を選ばず学べる部分を動画や資料にし、実技や対話は対面に残す、という組み合わせ方があります。
  • Q. 対面とオンラインを組み合わせるとき、何から決めればよいですか?
    • A. 最初に「対面で残す時間」を決めます。その場で手を取って教えること、受講生同士で話し合うことなど、対面でしかできない部分を先に決め、それ以外を学ぶ順番に並べてオンラインに置きます。
  • Q. 受講生はスマホだけで学べますか?
    • A. スタンドオンで作ったスクールは、パソコン・スマホ・タブレットのどれからでも開けます。受講生は自分専用の扉を開けて、通勤中や家事の合間など好きなときに授業を見られます。
  • Q. 動画を載せる作業が負担です。任せることはできますか?
    • A. ご契約に含まれるメールでのサポートに加えて、動画の設置や授業ページの更新などを代行する有料のオプションがあります。どこまでご自身で進め、どこから任せるかは、ご相談のうえで決められます。

スマホで学べるオンラインスクールは、対面の講座と組み合わせられる

講座の中身を「対面でしかできないこと」と「場所を選ばず学べること」に分けた図

講座の時間には「その場でしかできないこと」と「場所を選ばず学べること」が混ざっています

たとえば料理教室なら、その日の手順や食材の選び方の説明は、受講生が教室にいなくても伝えられます。

一方で、包丁を握る手元を見ながら声をかけることや、できあがった料理を囲んで話し合うことは、その場にいるからこそできることです。

つまり、同じ講座の時間の中に、性質の違う2つの部分が混ざっています。対面の講座を「全部オンラインにするか、しないか」で考えると、この違いが見えにくくなります。

場所を選ばず学べる部分をオンラインにすると、対面の時間の使い方が変わります

そこで、場所を選ばず学べる部分を先に動画や資料にして、受講生が事前に見てこられる形にします。

そうすると、教室に集まったときには基礎的な説明にかける時間を短くし、その場でしかできないことに時間を使えます。また、説明の部分は何度でも見返せるので、一度で覚えきれなかった受講生も、自分のペースで追いつけます。

さらに、教室に通う回数を減らせる形にすれば、遠くに住んでいる方や、決まった日に何度も時間を取れない方も受講しやすくなります。

教える内容は変えずに、届け方を組み替える。スタンドオンが考えるスマホで学べるオンラインスクールとは、対面の教室を補い、対面の時間の前後を受け持つ「もう一つの教室」です。

導入事例①|オンラインで学ぶ時間と、集まって学ぶ時間を分ける

スマホでの動画学習と、定期的な集合研修を組み合わせた研修の流れ

集合研修とオンラインスクールを組み合わせた研修プログラム

スタンドオンには、琉球大学での導入実績があります。

琉球大学国際地域創造学部は、内閣府の補助事業を受託し、観光産業に携わる社会人の学び直しを視野に入れた研修事業「琉大ツーリズムアカデミー」を開講しました。そのオンライン講座のシステムとして採用されたのが、スタンドオンです。

この研修は、オンライン講座と座学の集合研修を組み合わせたプログラムでした。離島の方や多忙な方が研修を続けられるよう、通学する機会をできるだけ抑え、スマホやタブレットなどで、いつでもどこでも学べるオンライン講座がつくられています。

対面の時間は、グループワークと現場の学びに

参加者は、オンラインスクールでの動画学習と、月に一度の集合研修で学んでいました。

集合研修では、グループワークで考えをまとめ、知識の定着を図る内容となっていました。さらに、県内の観光業の現場を実際に見学し、ケーススタディで課題解決力を養う内容も組まれていました。

つまり、いつでもどこでも学べる部分はオンライン講座で、話し合いや現場での学びは集合研修で、という分担です。導入事例のページでは、導入後の効果として、遠方の受講生も学べるようになったこと、オンラインと対面を組み合わせた学びが可能になったことが挙げられています。

また、この事例では、動画の掲載や授業ページの更新といった作業をスタンドオンが代行しました。大学側が用意したのは、講義資料や撮影した授業動画、授業の並び順などです。詳しくは、琉球大学の導入事例をご覧ください。

導入事例②|オンラインで学んでから、対面の実技につなげる

自宅で動画を見て学び、その範囲をふまえて対面の実技指導を受ける流れ

忙しくて通えないお客様のために、自宅で学べる環境を

アクアドライビングスクールは、沖縄で一発試験での合格やペーパードライバーの方、身体に障がいのある方の運転再開をサポートしている教習所です。

導入の経緯について、同校はお客様に提供できる価値を考えたとき、「忙しくて自動車学校にいけないという方がすごく多くて、そこを解決するためにも自宅からでも学べるといいな」と考えたと話しています。

そこで、カリキュラムを一つずつ動画にして、オンラインスクールに組み込みました。同校は「沖縄県内でいうと県内初で業界でも初めての取り組みだと思います」と語っており、この取り組みは沖縄県知事から経営革新計画の承認も受けています。

動画の範囲を伝え、対面の実技につなげる

この事例で注目したいのは、動画と対面のつなぎ方です。

同校では、実車で技能を指導する際に、指導員から「ここからここまでの動画を観ていて欲しい」と伝えています。動画を見終えた受講生は「受講した」ボタンを押せるので、視聴の進み具合を見られます。そのため、教習の前にまだ見ていない方がいれば、声をかけられます。

お客様からは、「携帯から観れるというのもすごい助かった」という声が多いそうです。

導入後の変化について、同校は、高い価値を提供することで単価を上げ、価格競争に陥らなくなったと話しています。運転の技能のように対面が欠かせない学びでも、事前の学びはスマホに移せます。詳しくは、アクアドライビングスクールの導入事例をご覧ください。

2つの事例に共通する、スマホで学べるオンラインスクールの作り方

対面で残す時間を決める、学ぶ順番に並べる、対面の前に見てほしい範囲を伝える、の3つの順番を示した図解

①対面で残す時間を、先に決める

国立大学の研修と自動車教習所。分野はまったく違いますが、組み立て方には共通点があります。

まず、対面で行う部分と、オンラインで学ぶ部分の役割がはっきり分かれていることです。研修では、スマホやタブレットで学べるオンライン講座と、グループワークや現場での学びを行う集合研修に分かれていました。教習所ではカリキュラムを動画にしてオンラインに置き、実車での技能指導を対面で行っています。

これから組み立てる場合も、対面で残す時間を先に決めると、オンラインに置く部分が自然に見えてきます。

②場所を選ばず学べる部分を、学ぶ順番に並べる

次に、オンラインに置く部分を、受講生が迷いにくい順番に並べます。

スタンドオンでは、授業の動画と資料を、教える順番どおりに並べて公開できます。動画はYouTubeやVimeoに置いたものを授業ページに埋め込み、テキストやワークシートは受講生がダウンロードできる形で添えられます。受講生は、パソコンでもスマホでも、自分専用の扉を開けて、授業の順番に沿って学び進められます。

③対面の前に、見てきてほしい範囲を伝える

さらに、教習所の事例にあったように、対面の時間の前に、どこまで見てきてほしいかを伝えます。

スタンドオンでは、受講生が最後に訪れた日や、各授業を開いたかどうか、受講の完了率といった学習の状況を確認できます。まだ見ていない受講生には、1対1のメッセージで声をかけることもできます。

組み立てた形は、次の展開の土台になります

こうして対面とスマホの役割を分けておくと、スクールを広げる選択肢も見えてきます。

たとえば、対面の日程に合わせにくい方に向けて、動画を中心に学ぶクラスを別に設ける。対面の講座を修了した方が、復習を続けられるクラスを残しておく。スタンドオンでは、独自のロゴと住所(URL)を掲げた自分のスクールの中に、目的に合わせてクラスを分けて設けられます(受講料のお支払いは外部のサービスをご利用いただく形です)。

対面で教えてきた時間は、スマホで学べる教室と組み合わせることで、遠方の方や時間の合わない方にも届けやすい形にできます。オンラインスクールの作り方は、全部をオンラインにすることではありません。対面で残す時間を決め、それ以外を受講生の手元に届けることから始まります。

ご自身の講座では、どこを対面に残し、どこをオンラインにできるのか。「実技があるから難しい」と感じている方も、講座の中身を一緒に整理するところからご相談いただけます。ご契約に含まれるサポートと有料の代行オプションの内容は、スタンドオンのサポート体制にまとめています。

スクール運営でお悩みの方へ

「実技がある講座なので、オンラインにできる部分がわからない」 「遠方や忙しい受講生にも届けたいが、対面の良さは残したい」 「対面の前に予習してきてもらう仕組みをつくりたい」

そんな課題をお持ちの方は、ぜひ一度 StandOn(スタンドオン)にご相談ください。あなたの想いに合った仕組みづくりを、伴走しながらサポートします。

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