「同じ内容しか届けられていない気がする」——受講生が増えるほど募る、その違和感の正体

講座を大切に育ててきた先生ほど、ある時期からこんな違和感を覚えることがあります。

「受講生が増えてきたのは嬉しい。なのに、はじめての方にも、もう長く学んでくださっている方にも、同じ内容しか届けられていない気がする」

想いを込めて届けてきたはずの学びが、規模が大きくなるにつれて、なんとなく画一的なものに変わっていく——。

この感覚は、教えることに真剣であればあるほど強くなるものです。

届ける相手が増えることは本来喜ばしいことのはずなのに、「本当に一人ひとりの変容に向き合えているだろうか」という不安が、静かに積み重なっていきます。

StandOn(スタンドオン)がこれまで数多くのスクール運営を見守るなかで気づいたのは、受講生が増えても届く想いが薄まらない先生には、ある共通点があるということでした。それは特別な話術ではなく、「学びの場を分けて用意する」という、シンプルだけれど見落とされがちな工夫です。

今回は、受講生が増えても一人ひとりの変容に向き合い続けるための「場の分け方」について、具体的にお伝えします。

【よくある質問】

  • Q. 受講生が増えると、なぜ「届く想いが薄まる」と感じてしまうのですか?
    • A. 初めて学ぶ方も、経験を積んだ方も同じ内容を同じように受け取ることになりやすく、段階の違う受講生が一つの場に混在すると、どちらの層にも「ちょうどよさ」が届きにくくなるためです。その結果、対応の手が回らないというより、「合っているかどうか」への不安が先生の中に生まれます。
  • Q. スタンドオンでは、受講生の段階に応じて学びの場を分けられますか?
    • A. はい。目的や段階に応じて、複数の「クラス」を用意できます。受講生をどのクラスに入れるかはそれぞれ個別に設定でき、受講生は自分が入っているクラスの内容だけを見る形になります。
  • Q. 場を分けることで、先生の負担は増えませんか?
    • A. クラスへの入会・退会はワンクリックで反映されるため、都度の作業負担は大きくありません。お知らせやご案内もクラス単位・スクール全体単位でまとめて届けられ、「一人ひとりに個別対応する」のではなく「合った場を用意しておく」という考え方のため、増えるほど大変になる仕組みではありません。

「同じ内容」が、想いの届き方を鈍らせてしまう

対面講座で受講生の様子に合わせて話す講師の様子

対面で講座を開いていた頃を思い出してみてください。

目の前にいる受講生の様子を見ながら、はじめての方には言葉を足し、長く学んでいる方にはもう一歩踏み込んだ話をする。それは意識してというより、自然とそうなっていたはずです。

一人ひとりの変容に向き合うなかで、無意識に内容を調整していたのです。

ところがオンラインで受講生が増えると、届けやすいのはどうしても「全員に同じもの」になっていきます。

その結果、はじめての方には難しく感じられ、長く学んでいる方には物足りなく感じられる

——そんなすれ違いが起こりやすくなります。

ここで大切なのは、これは先生の教え方の問題ではないということです。

受講生の段階が多様になったのに、学びの場が一つしかないことが、届く想いを鈍らせている本当の理由です。逆に言えば、場を段階に応じて分けられれば、受講生が増えることは負担ではなく、より多くの方の変容を支えられる喜びに変わります。

段階に応じた「学びの場」を用意するという考え方

オンラインスクールを段階別に複数クラスへ分ける概念図

StandOn(スタンドオン)には、受講生の目的や段階に応じて複数の学びの場を持てるクラスの仕組みがあります。一つのスクールの中に、「はじめて学ぶ方のための場」と「すでに実践を重ねている方のための場」といった形で、複数のクラスを用意できます。

受講生をどのクラスに入れるかは、それぞれ個別に設定できます。そして受講生は、自分が入っているクラスの内容だけを見る形になるため、段階に合わない情報にとまどうことがありません。これは受講生一人ひとりへの個別対応ではなく、あらかじめ「ちょうどよい場」を用意しておくという考え方です。集団としての場を段階別に分けることで、結果的に一人ひとりに合った学びが届く——そんな設計です。

操作も難しいものではありません。クラスへの入会・退会はワンクリックで反映され、受講生の登録も、かんたんな入力だけで案内が届きます。専門的な設定を覚える必要はなく、「この段階の方には、この場を」と決めるだけで、場を分ける仕組みが動き始めます。

さらに、クラスごとに専用の掲示板を持てるため、講師からのお知らせや補足資料を、その段階の受講生だけに向けて届けることもできます。具体的には、はじめての方の場には基礎の補足資料を、実践段階の方の場には応用的な問いかけを、というように使い分けることが可能です。一方で、これは受講生同士が自由にやり取りする場ではなく、講師からの発信を受講生が受け取る形の掲示板です。

場を分けることは、先生の手間を増やすものではない

「クラスを複数用意するなんて、管理が大変になりそう」と感じる先生もいらっしゃるかもしれません。けれど実際は逆で、場を分けておくことは、むしろ先生の負担を軽くします。

お知らせやご案内は、クラス単位、あるいはスクール全体へまとめて届けられます。

「はじめての方の場にはこの案内を」「実践段階の方の場にはこの案内を」といった、対象に応じた声かけが、一件ずつ個別に対応する手間なく行えます。受講生側も、自分専用のマイページに、自分が参加しているクラスの情報だけが集約されるため、迷うことなく学びに向き合えます。

「一人ひとりに個別対応する」のではなく、「合った場をあらかじめ用意しておく」——この違いが、受講生が増えても手が回らなくなる状態と、増えるほど多くの変容を支えられる状態を分けます。

実際に、こうした形で学びの場を整えたことで、受講生が増えても講義対応の負担が増えにくくなったと感じている先生もいます。一方で、場を分けずに運営を続けてしまうと、規模が大きくなるほど「全員に説明し直す」対応に追われ、かえって一人ひとりへの対応が薄まっていく——という声も少なくありません。だからこそ、受講生が増える前の段階から、場を分けておくという発想を持っておくことが大切になります。

受講生が増えることは、想いが薄まる理由にならない

場の設計により落ち着いてスクールを運営する講師の様子

ここまでお伝えしてきた「場を分ける」という考え方は、受講生を管理しやすく仕分けるためのものではありません。むしろ、もっと多くの人の人生を変えたいという先生の想いを、規模が大きくなっても届け続けるための工夫です。

スタンドオンは、「教える場をつくること」に機能を絞り込んだ、会員制スクール構築のサービスです。
(実際の運営の様子は実際にスタンドオンで学びの場を分けて運営している先生たちの事例をご覧ください)

だからこそ先生は、余計な設定に気を取られることなく、「どんな場を、どの段階の受講生のために用意するか」という、教育者として本質的な部分に力を注げます。

24時間休まず働く、あなたの分身スクールが、先生に代わって一人ひとりの学びを支え続けます。

受講生が増えるほど想いが薄まるのではないか——その不安の正体は、たいてい「場が一つしかない」ことにあります。場を段階に応じて分けるという視点を持てたとき、スクールは、受講生が増えるほど多くの変容を支えられる場所へと育っていきます。


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